シュピーゲル
葬送のフリーレン(6) (少年サンデーコミックス)
零落の王墓が未踏破である所以だ。

北側諸国キュール地方の魔法都市、オイサーストで行われた一級魔法使い試験におけるゼンゼが指定した第二次試験会場、零落の王墓の主であるモンスター。

賢者エ-ヴィヒの英雄譚に出てくる神話時代の魔物であり、その特性はダンジョンに入り込んだ相手の記憶を読み取り、相手と全く同じ実力、魔力、技術を模倣した完璧な複製体をダンジョン内に出現させるというもの。
複製体はダンジョン内を徘徊して侵入者の排除を行った後、水鏡の悪魔(シュピーゲル)本体が潜むダンジョンの最奥に集まるように動く。

水鏡の悪魔(シュピーゲル)本体は攻撃手段を持たない脆弱な魔物だが、この特性により零落の王墓は難攻不落のダンジョンと化していた。
また、複製体は心を精密に模倣しているが心自体は持ち合わせず、精神操作魔法も通じない。さらに倒されても時間経過で復活する。

本編ではフリーレンゼンゼデンケンといった実力者の魔法使いを次々と模倣し、試験の参加者を追い詰めたが、弱点もまた本物の魔法使いと同じ点を突かれて撃退された。

なお、シュピーゲルはドイツ語で「鏡」という意味。