オルデン卿
葬送のフリーレン (4) (少年サンデーコミックス)
そうだな。私もお前の父親の代わりではない。

北側諸国要塞都市フォーリヒを治める貴族にして、北側諸国の三大騎士オルデン家の家長。
二人の息子、ヴィルト(故人)、ムートがおり、執事としてガーベルが屋敷にいる。

フォーリヒを訪れたフリーレン一行の前に現れ、シュタルクに息子のフリを依頼する。

1か月前の魔族との戦いで長男のヴィルトを失っており、消耗した兵力が立て直すまで士気を下げないために、有力者が集まる社交界で息子の健在を示そうと考えていた。
そのためにシュトラール金貨10枚(1年は3食おやつ付きで生活できるほどの大金)と、魔導書を報酬にシュタルクを雇ったが、全てはヴィルトの遺言に従ってのことだった。

ヴィルトとは喧嘩別れになったことを悔やんでおり、ヴィルトとうり二つのシュタルクを引き留めかけたが、シュタルクの気持ちを察してそれはやめた。
次男のムートには兄ほどの才は無いと言いつつも、努力家でいつか自分より強い騎士になると言い聞かせている。(尤も、それで調子に乗ってなかなか上達しないらしい)

フリーレンはオルデン卿の祖父と面識があるらしく、一目見てオルデン家の人間と見抜き、祖父も強引だったと愚痴を言っていた。
オルデン卿はそんなフリーレンのことをシュタルクの母親のようだと皮肉を込めてママと呼んでいる。

家系を辿ると、元はシュタルクと同じクレ地方の戦士の村出身。
なお、「オルデン」はドイツ語で「軍団」の意味。

登場巻
葬送のフリーレン (4)
小学館
2021-03-17